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東急ら、オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム運用開始

2022/1/18(火)

東急株式会社(以下、東急)は、オープン型ラストワンマイル配送プラットフォームを構築し、東急線沿線エリアにおいて2月1日から運用を開始する。1月17日付のプレスリリースで明かした。
近年、電子商取引(EC)の急伸とともに、物流業界全体でのドライバー不足、ドライバーの長時間労働が社会問題化している。コロナ禍以降は、その傾向がより一層顕著となっている。また、トラックドライバーの時間外労働への上限規制が厳格化する2024年問題を見据え物流工程の見直しが行われる一方で、配送の担い手不足によるさらなる配送遅延や配送コスト増大も危惧されている。

同サービスは、プロロジス日本本社(以下、プロロジス)、およびウィルポート株式会社(以下、ウィルポート)と協業して実施する。ウィルポートが開発・提供する共同配送管理システムは、ドライバーの空き状況確認や配車に加えて、ドライバーの技能、研修履歴、車両整備状況などを一元管理するクラウドシステムだ。同システムにより、各ドライバーの配送状況をリアルタイムに把握し、配送技術を評価(配送品質の見える化)することで、適切かつタイムリーな配車と、配送品質の向上が可能だ。将来的には個宅向け配送混載モデルによって、ラストワンマイル圏における配送効率の向上を目指すという。

なお、東急は、商品購入のチャネルの多様化、特にECの拡大に応じて、配送機能を強化するとともに、荷主企業の意向に応じた返品、試着など、多角的な配送付帯サービスを提供する。これにより、東急線沿線の生活環境のさらなる向上を図る。今後、東急線沿線エリアでの実運用をモデルケースに、各地域の配送プロバイダと連携し本サービスを全国へ拡大していく予定だ。さらに、3社は、協業することで、物流業界全体が抱えるドライバー不足などの課題を解決し、地域での効率的な配送網の確立を目指すと述べている。

ラストワンマイル配送のイメージ

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