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パイオニアと豊田通商が協業、ラストワンマイル配送における物流DX推進へ

2023/2/9(木)

「最適配送計画サービス」イメージ

パイオニア株式会社(以下、パイオニア)は、豊田通商株式会社(以下、豊田通商)との協業を通じて、ラストワンマイル配送における物流DXを推進する。2月8日付のプレスリリースで明かした。

今回の取り組みでは、両社の技術基盤を連携させ、物流DXを推進する。同取り組みの第一弾となるソリューションは、物流業務における配送プロセスの効率化や省人化を実現するクラウド型の「最適配送計画サービス」だ。

パイオニアは、モビリティAIプラットフォーム「Piomatix(パイオマティクス)」から商用車の運行ルートを最適化する「Piomatix LBS API」を提供している。「最適配送計画サービス」では、「Piomatix LBS API」のうち、配送ルートの作成や走行距離、所要時間の算出に、「ルート探索API」「ルートマトリクスAPI」を活用。ルートエンジン、リアルタイム渋滞情報、運行時間予測技術から生成されたルート情報により、受取指定時間の遵守と輸送効率を両立したラストワンマイル配送サービスを実現する。

また、豊田通商は、“オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム(以下、OLP)”に対して、同サービスを2022年11月から提供している。OLPは、ウィルポート株式会社の配送管理システム(Polaris Navi)を主軸としたものだ。さまざまな規模の配送業者と荷主企業の狭商圏共配送を通じて、ラストワンマイル物流における配送サービス向上と業務効率化に貢献している。豊田通商の調査によると、OLPを利用した配送サービスの11月実績において、配達指定時間に対し94%以上の正確性、総配送時間約12%短縮、総配送距離約20%削減を実現したことが確認されている。

なお、パイオニアは、今後も豊田通商との協業を通じ、日本ならびにグローバルへ向けて「最適配送計画サービス」から提供されるサービスを拡充していく。これにより、「物流2024年問題」、「物流分野のCO2排出量削減」などの社会課題を解決し、持続可能なラストワンマイル配送をサポートしていくと述べている。

「Piomatix LBS API」概要




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