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駅警備にAI活用 東急ら、駅係員・警備員連携オペレーションの実証実施

2023/7/12(水)

画像解析イメージ(写真左)
東急セキュリティ画像センター(写真右)

東急電鉄株式会社(以下、東急電鉄)ら3社は7月10日、AI警備システム「asilla(アジラ) 」(以下、「asilla」)を活用し、駅係員・警備員が連携した警備オペレーションについての実証実験を7月11日より開始すると発表した。

今回の取り組みは、東急電鉄、東急セキュリティ株式会社(以下、東急セキュリティ)、株式会社アジラの3社で実施する。「asilla」は、東急セキュリティが提供する画像×警備オペレーションサービス「TS-Zero(ティーエスゼロ)」(以下、「TS-Zero」)のサービスラインナップだ。

東急セキュリティは、これまで駅構内でのユーザー同士のトラブル防止や急病人・異常行動の早期発見を目的に、2022年8月に東急電鉄渋谷駅でAI画像解析技術を活用した実証実験を行い、警備オペレーションの実現性を検証した。今回の実証は、「さらなる駅の安全性向上とサービスの向上」を目的とし、祐天寺駅、宮崎台駅、宮前平駅の計3駅で実施する。

具体的な実証内容としては、駅構内でトラブルや転倒などが発生しAI画像解析技術で検出された場合、東急セキュリティ画像監視センターに映像が瞬時に通知され、監視員が確認を行い、必要に応じて駅係員と警備員が連携し対応する。

さらに、同実証では、AI画像解析技術の精度検証、異常発生時のオペレーションに関する実現性の検証、駅での利用者のサービス向上への効果検証などの有効性の検証を行う。ほかにも、全駅導入を見据えたオペレーションの実現性確認と検討課題の洗い出しを行う予定だ。

なお、3社は、警備オペレーションサービス「TS-Zero」を活用した駅係員・警備員対応連携により、事件・事故等に早期に対応し、東急線のさらなる安全対策強化と警備品質向上を目指すと述べている。

実証実験イメージ

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