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日本初、観光型MaaS「Izuko(イズコ)」の開発秘話

2019/5/24(金)

2019年4月1日より日本初の観光型MaaS「Izuko(イズコ)」の実証実験が静岡県の伊豆半島で開始となった。
(モビリティジャーナリスト 楠田悦子)

東京急行電鉄(以下、東急)が中心となり東日本旅客鉄道(JR東日本)、ジェイアール東日本企画が、日本人観光客や訪日外国人に、旅先でのシームレスな移動や観光を提供することが目的だ。鉄道のみならず、鉄道を降りた後のバス、AIオンデマンド交通、自転車シェアなどの移動サービスや、観光情報の検索、予約、決済をスマートフォンのアプリで一元化させる。

2019年度は第1期(4月1日~6月30日)と第2期(9月1日~11月30日)に実証実験を行う。経路検索では伊豆急線全線(伊東-伊豆急下田)、伊豆箱根鉄道駿豆線全線(三島-修善寺)と路線バス(展開エリア内を運行する伊豆箱根バスと東海バス)が検索でき、AIオンデマンド交通、レンタサイクル、レンタカーの予約が可能だ。さらに2種類のデジタルフリーパスが購入できる。2019年5月14~15日、6月6~7日には現地説明や視察会も催す。


デジタルフリーパスは2日間乗り降り自由で、伊豆急線全線+伊東市内および下田駅周辺路線バスで使える「Izukoイースト(大人3,700円)※一部片道乗車区間有り」と伊豆箱根鉄道駿豆線全線、修善寺および下田駅周辺路線バスで使える「Izukoワイド(大人4,300円)がある。このデジタルフリーパスを持っていれば、鉄道やバスの乗降時にスマホの画面を駅員などに見せるだけで通れるため、現金を用意する必要がない。

またIzukoのアプリ内で観光施設の入場券を購入することもできるので、入場券売り場で長い列に並ぶ必要もない。土地勘のない観光地での乗換えに、限られた休日の時間を割く必要はなく、切符やチケットの購入に対するハードルも大きく下がる。

Izukoのアプリはドイツの自動車メーカー大手のダイムラーグループのmoovel(ムーベル)社のシステムを使っていることでも注目されている。そこで東急でIzukoの実証実験を率いる事業開発室プロジェクト推進部プロジェクトチーム課長の森田創氏に聞いた。

Q. 自社のMaaSアプリのシステムを構築する際に、ダイムラーグループmoovel(ムーべル)社のホワイトラベルを使った理由を教えてください


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