JR・高輪ゲートウェイ駅で、AIによる無人決済店舗をオープン
2020/3/5(木)
3月23日にJR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」が開業する。それに合わせて、AIによる無人決済が可能な店舗「TOUCH TO GO(タッチトゥゴー)」の第1号店がオープンすると発表された。
運営を行うのは店舗と同名の株式会社TOUCH TO GO。ベンチャー企業への出資などを行うJR東日本スタートアップ株式会社と、金融向けソリューション提供などを行うサインポスト株式会社の合弁会社。TOUCH TO GOは、ウォークスルー型の完全キャッシュレス店舗として、高輪ゲートウェイ駅にオープンする。利用手順は、商品を手に取り、そのまま出口に設置された端末で購入商品を確認・決済するのみ。カメラなどを用いて、入店した利用客と手に取った商品のリアルタイム認識を行い、利用客が決済エリアに入ると設置されたタッチパネルに商品と購入金額を表示される仕組みだ。
JR東日本スタートアップの発表によると、TOUCH TO GOのサービス特性として、(1)商品スキャンが不要、(2)対面無人で商品の識別と決済が可能、(3)店舗での問い合わせには遠隔コールセンターで一括対応、(4)既存設備に変更なしで導入可能、以上4点を挙げている。
営業時間は6:00から24:00まで、弁当、総菜、菓子、飲料などを扱う。オープン時には交通系ICによる決済のみに対応するが、今後クレジットカードやその他電子マネーへの対応を進めていくとしている。
また、今回新店舗で使用する AI による無人決済システムを、今後人材不足に悩む小売店や飲食店へのソリューションとしても提供していく方針だという。さらに、開始時期は未定としているものの、このシステムを利用したサブスクリプションサービスの展開も検討しているとのこと。