自動車の自動運転技術や先進運転支援システム(ADAS)が高機能・高度化するとともに、その乗り心地が自動車評価の一つとして重視されている。乗り心地を評価する操縦安定性評価試験では、自動運転/ADAS技術の進化に合わせ、評価基準も厳しくなっており、試験におけるステアリングロボットの再現性が課題となっている。

同ロボットは、自動車の操縦安定性評価試験に特化しており、より細かな制御と高精度な再現性試験が可能だ。高速走行でのステアリング操作など、低トルクでステアリングを操舵する評価では、細かいトルク／角度制御と高精度な再現性試験を実現する。さらに、試験ニーズに合わせた対応に加え、他社のセンサーやデータロガーといった装置と組み合わせることもできる。

また、HI-TEC社のステアリングロボットは、車載用タッチパネル、ジョイスティックコントローラ、緊急停止ボタンを常備している。これにより、操作の簡易性、試験パターンに従ったステアリング操作、ドライバーの安全を考慮している。

なお、東陽テクニカは、「STA-ROBO System」の国内での提供を通して、次世代モビリティの開発を支援し、技術革新と産業発展へ貢献すると述べている。

(出典：東陽テクニカ Webサイトより)