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FCトラック導入促進へ 東京都、FC小型トラックを導入開始

2023/4/25(火)

FC小型トラック
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東京都は4月21日、都内でのZEVトラックの大規模な社会実装を目指す東京プロジェクトにおいて、FC小型トラックを導入開始した。

東京都は、エネルギーの安定供給の確保や脱炭素化に向けた取り組みとして、都内における水素エネルギーの需要拡大・早期社会実装化を目指している。なかでも、大型で走行距離が長い商用車両での水素活用は、運輸部門の脱炭素化と水素利用の拡大のために非常に重要だ。そこで、東京都は、自動車メーカーや荷主・物流事業者等と連携し、FCトラックの実装化を促進している。

同プロジェクトは、都内で自動車メーカーや荷主・物流事業者等が実施するものだ。東京都は参画パートナーとして参画・連携を行っている。具体的な取り組み内容としては、東京都を基点に幹線物流からラストワンマイル配送まで大規模な商用ZEVトラック(燃料電池小型トラック・燃料電池大型トラック・EV小型トラック・EV軽バン)を導入する。さらに、運行管理と一体となったエネルギーマネジメントシステムの構築を行うという。実施期間は、2023年~2029年度末の予定だ。くわえて、都内にFC小型トラックを導入開始しており、5月中には合計10台程度を導入するという。

また、実社会での運用を行う本社会実装に関する(実装を伴う)研究は、その一部を国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」として実施する。

なお、東京都は、今後燃料電池小型トラックへの導入助成や、トラックに充填可能な水素ステーション整備への支援などにより、需給両面からFCトラックの導入を促進していくと述べている。

(出典:東京都 Webサイトより)

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