トヨタ、水素サウナのコンセプトモデルをフィンランドのハルピア社と開発
2025/6/5(木)
Harvia Plc(以下、ハルビア社)とトヨタは6月3日、世界初(発表時点、ハルビア・トヨタ調べ)となる水素燃焼技術を活用した水素サウナのコンセプトモデルの共同開発を発表した。
同モデルの目的は、柔らかく心地よい熱を特徴とする伝統的なスモークサウナの本質を再現することだ。水素サウナストーブでは、水素の炎と暖かい空気がサウナストーンの間を通り抜け、石を全方向から均等に加熱することにより、蒸気「ロウリュ」を生み出すという。
さらに、両社は、2025年にフィンランドのユバスキュラ市で開催される2つのイベントにおいて、この水素サウナのコンセプトを紹介・公開実演する。なお、トヨタは、今後も水素社会の実現に向けて、水素利活用のさらなる促進を目指し、取り組みを加速していくと述べている。
▼関係者のコメント
■ハルビア イノベーション&テクノロジー部門責任者 ティモ・ハルヴィア氏のコメント
トヨタとのコラボレーションにより、サウナの革新に挑戦し、環境責任に取り組む姿勢を示すことができました。トヨタの水素燃焼技術に関する深い知見により、安全かつ効率的に水素をクリーンエネルギーとして活用することができました。これにより、伝統を大切にしながら未来を見据えた、新しいサウナ体験を実現します
■トヨタ 水素ファクトリー プレジデント山形 光正氏のコメント
ユバスキュラ市は、トヨタとTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamが長年にわたり協力してきた重要な地域です。本プロジェクトは、豊田 章男会長の強い意思のもとに築かれてきた地域社会との信頼関係の延長線上にあります。Central Finland Mobility Foundationの働きかけにより、トヨタとハルビアが連携できることとなりました。ハルビアの真摯なものづくりと出会えたことは大きな励みであり、水素サウナが水素利用の未来を切り開く可能性を強く信じています
(出典:トヨタ Webサイトより)