トヨタら3社、バイオガスから水素を製造する装置をタイ国内に導入
2023/6/27(火)
トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)、豊田通商株式会社(以下、豊田通商)、三菱化工機株式会社(以下、三菱化工機)は、バイオガスから水素を製造する装置を、タイ国内に初めて導入する。
今回導入する水素製造装置は、三菱化工機が製作を担当し、2023年11月にタイに導入したのち現地の鶏糞や廃棄食料由来のバイオガスから水素を製造するためのものだ。また、水素製造にあたっては、トヨタと豊田通商が協力して、バイオガスや水素の圧縮、貯蔵、輸送に関わる全体のシステム構築および導入、運用体制の構築を検討する。さらに、今回導入する水素製造装置は、従来の水素ステーション関連設備としての水素製造装置とは異なる。そのため、現地事情も加味した設計の適正化について、3社およびそれぞれの現地事業体とも連携を図り、議論しながら進めていくという。こうして、水素を「つくる・はこぶ・ためる・つかう」ためのタイでの一連の取り組みの一環としてこの装置を活用していく予定だ。
なお、3社は、今後も日本の水素関連技術を活用し、各国・地域に合わせたクリーンエネルギーの活用促進に努め、さまざまなステークホルダーと連携する。そして、水素社会とその先にあるカーボンニュートラル社会の実現に貢献していくと述べている。
(出典:トヨタ Webサイトより)