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トヨタ、中国市場における知能化・電動化技術の現地開発強化加速へ

2023/8/2(水)

IEM by TOYOTA外観

トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は7月31日、中国市場において、競争力のある電動車を提供するため、知能化・電動化技術の現地開発強化に取り組むと発表した。
具体的な取り組み内容としては、中国トヨタ最大のR&D拠点「トヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社」の社名を、8月1日付で「トヨタ知能電動車研究開発センター(中国)有限会社」に改称する。 英語名は、Intelligent ElectroMobility R&D Center by TOYOTA (China) Co., Ltd.(以下、IEM by TOYOTA)だ。
さらに、中国における合弁会社のR&D拠点3カ所(FTRD※1、GTMC※2のR&D、BTET※3)のエンジニアなどをIEM by TOYOTA主導の開発プロジェクトに投入するという。電動化では、マルチパスウェイを軸にしたカーボンニュートラルを実現するために、電動車全般(BEV・PHEV・HEV・FCEV)の現地開発を強化。組織の垣根を越え、デンソーとアイシンもIEM by TOYOTAに参画し、電動パワートレーン開発を加速する予定だ。

※1 一汽トヨタ自動車有限会社技術研究開発支社
※2 広汽トヨタ自動車有限会社
※3 BYD TOYOTA EV TECHNOLOGYカンパニー有限会社(プレスリリースより)
くわえて、知能化では、空間設計やAI活用を通じたよりよいユーザーエクスペリエンスのためのスマートコックピットや、より中国の実情にあった自動運転・先進安全機能の現地設計・開発を加速、推進する。電動化・知能化いずれについても、競争力強化に向け、「現地サプライヤーの開拓」「部品設計の見直し」「生産技術・製造モノづくり改革」の3分野での取り組みを通じ、製造コストの大幅削減に挑戦するとのことだ。なお、トヨタは、これからもそれぞれの地域ユーザーに寄り添った、もっといいクルマづくりに取り組んでいくと述べている。

■トヨタ 中国本部長 上田達郎氏のコメント

中国の市場は類を見ないスピードで発展しています。トヨタとしても中国での生き残りをかけ、グループ一丸となり、仕事の仕方・意識の変革に取り組みます。IEM by TOYOTAを核に現地開発を推進することで、中国のお客様に喜んでいただける競争力のある商品をスピーディーに開発、提供することにチャレンジしてまいります。また、中国における開発成果や“学び”は中国だけでなく、グローバルにも還元してまいります

会社概要


(出典:トヨタ Webサイトより)

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