トヨタ、BEV供給に向け日本と米国に合計最大7300億円投資
2022/9/6(火)
トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、バッテリーEV(以下、BEV)の供給に向け、日本および米国において最大7300億円を投資する。8月31日付のプレスリリースで明かした。
同社は、今回の投資により、日本および米国合わせて、2024~2026年の車載用電池の生産能力を最大40GWh増強することを目指す。トヨタ生産方式を活用し、これまで以上に高効率な生産ラインを構築する。これにより、さらなる競争力の強化を目指すとともに、電池生産に従事する人材の育成やモノづくりの伝承にも投資をしていく。地域別の内訳としては、日本では、プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社姫路工場、およびトヨタの工場・所有地に合計約4000億円を投資する。米国では、Toyota Battery Manufacturing, North Carolina(Toyota Motor North America, Inc. 90%、豊田通商株式会社 10%出資)に約3250億円を新たに投資し、車載用電池生産を増強する。
加えて、今後もパートナー企業からの車載用電池供給を含め、各地域のBEVの需要拡大に着実に対応するための供給体制の構築に、引き続き取り組んでいく予定だ。
なお、トヨタは、カーボンニュートラルを実現するための選択肢は1つではない、と考えているという。ユーザーの暮らしを守りながら、できる限り多く、できる限り早く、CO2を減らしていくためには、その手段は国や地域によって大きく異なる。この考えのもと、あらゆる国と地域におけるさまざまなユーザーのニーズにマルチパワートレーンで柔軟に対応し、できる限り多くの選択肢を提供するために、今後もあらゆる努力を続けると述べている。
(出典:トヨタ Webサイトより)