クルマの技術革新は、ADAS(先進運転支援システム)や電動化を中心に目覚ましい。一方で、ユーザーがクルマを持つ期間の長期化を背景に、技術革新と、ユーザーのクルマに新技術を反映するタイミングとの間にギャップが拡大し続けている。

同サービスでは、ユーザーがすでに購入したクルマに、その後の技術革新に合わせてソフトウェア・ハードウェアの機能やアイテムをタイムリーに反映する。そして、使用中のクルマを最新の状態に進化させることで、ギャップを埋めることが目的だ。

具体的には、アップグレード、リフォーム、パーソナライズの三つの方法により実現を目指す。アップグレードでは、クルマの基本性能を向上させ、リフォームでは古くなったアイテムを新品に交換する。パーソナライズでは、運転データをもとにクルマの設定を最適化する。

「KINTO FACTORY」は、2022年1月下旬に、該当の車種を購入しているユーザーを対象に、アップグレードとリフォームの一部のメニューを提供する。パーソナライズについては、将来的な提供を目指して準備を進めていく。

また、両社は、継続的な利用を想定し、同サービスのメニューをサブスクリプションの形式にしていきたいと考えている。さらに、将来、日本国内のみならず、海外でも展開を検討しているという。なお、両社は、ユーザーが使用しているクルマをより深く愛せるようになる世界を目指している。この実現に向けて、今後も、取り組みを加速させていくと述べている。