Trillium 自動運転車を襲うサイバー攻撃を防ぐセキュリティの最前線
2017/9/28(木)
セキュリティをエンドユーザーに販売するSaaSのビジネスモデル
このようなセキュリティソフトウェアを、自動車メーカーに販売するのはなかなか困難である。そこで、新たな販売モデルとして、SaaS(Software as a service)を提示している。例えば、パソコンにおけるセキュリティソフトは、パソコンにはじめからインストールしておき、コンシューマーがパソコンを買う価格にあらかじめ組み込まれていることが多い。このように、自動車にセキュリティソフトを組み込んでおき、保険会社や携帯キャリア、自動車ディーラーなどが販売窓口となり、クルマを買った時点でセキュリティ料としてエンドユーザーから収益を得るというビジネスモデルを構築しようとしている。
「衝突防止技術など自動車の高度化によって、交通事故が減少することで、自動車保険の保険料は下がってきている。サイバー攻撃というリスクに対してセキュリティのための追加保険料を払うという意見も多くあるため、このビジネスモデルを広げたい。いきなりエンドユーザーに利用してもらうのではなく、はじめは物流会社やバス事業者、フリート車両など、企業を相手にアプローチしていきたい」と山本氏は述べた。