トラストスミス、自動搬送ロボット開発 受け取り・受け渡しも完全無人化
2021/6/17(木)
AI・ロボティクスの技術を活用したソリューション提供を行うTRUST SMITH株式会社(以下、トラストスミス)は、自動搬送ロボット(以下、AGV)を開発した。6月15日付のプレスリリースで明かしている。
近年、製造・物流現場では人手不足が深刻な問題となっている。品質検査や仕分けの自動化などは進んでいるものの、運搬作業は未だに人手に頼っている現場が多く、作業者の負担は軽減されていない。今回の技術により、製造・物流現場における人手不足の解消、運搬業務の効率化、作業者の負担軽減に貢献するという。今回トラストスミスが開発したリフト式のAGVは、受け取り・受け渡し場所にステーションを設けることで運搬の完全無人化を実現する。床への装飾が必要ないため、工場のレイアウト変更に柔軟な対応が可能だ。ユースケースに合わせてハードウェア (機体本体) の設計、ソフトウェアの設計など全てオーダーメイドで開発できる。また、自身で地図を生成する自律走行機能、段差や障害物を検知し自ら判断して避ける障害物回避機能も搭載している。
なお、トラストスミスは、今後牽引タイプ・コンベアタイプとあらゆるタイプの機体開発に着手するとともに、AGVの群制御もR&Dにて完成させる予定だ。あらゆる機器やシステムと連携することで次世代工場・倉庫の実現に向けて、今後さらに研究開発に力を入れると述べている。