ユビ電と東京ガスが資本業務提携 集合住宅の駐車場でもEV充電が可能に
2021/6/29(火)
ユビ電株式会社(以下、ユビ電)は、東京ガス株式会社(以下、東京ガス)を引受先とする第三者割当増資を通して資本業務提携を締結した。6月28日付のプレスリリースで明かしている。
ユビ電は、IoT技術を活用したWeCharge電気自動車充電サービスを6月に正式に開始した。全国において電気自動車(以下、EV)向けの充電インフラ構築を目指している。EVは自宅でも充電できるが、マンション等の集合住宅においては、EV充電の受益者負担が難しく充電環境の整備が遅れていた。WeChargeは、アプリとQRコードを用いることで、個別のコンセトでも車両ごとの充電量(電気の使用量)の管理が可能だ。これにより、EVユーザーが契約している駐車スペース毎に設置したコンセントを用いて、充電した分の電気代相当を受益者負担する充電環境が実現した。
ユビ電は、WeChargeのシステム基盤を東京ガスにプラットフォーム提供し、東京ガスのEV充電サービス事業化を共同で推進する。東京ガスと提携することで、集合住宅居住者が安心してEVに乗り換えられるよう、共同で充電インフラの構築を目指す。
ユビ電は、今回の提携を通じて集合住宅で「おうち充電」できる充電環境を整備するという。同時に、充電スポットをホテル旅館、オフィスビル、商業施設、空港等を中心に拡充していくと述べている。