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日本ユニシス、横浜ゴムに次世代タイヤマネジメントシステムを提供

2020/9/3(木)

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「T.M.S」導入後の事業サイクルイメージ(日本ユニシスプレスリリースより)

日本ユニシス株式会社(以下、日本ユニシス)は、横浜ゴム株式会社(以下、横浜ゴム)に次世代タイヤマネジメントシステム「T.M.S」の提供を開始した。
労働人口減少にともないタイヤ点検作業の省力化が進む一方で、点検結果や報告作業のスピードが求められている。また、自動車業界の大変革期時代により、タイヤのコンディション管理やタイヤ故障を未然に防ぐ故障予測機能へのニーズが高まっている。

「T.M.S」は、タイヤ内部の空気圧と温度を走行中に確認できるタイヤモニタリングシステム「HiTES4」と連携し、リアルタイムに車両情報、装着タイヤ情報、タイヤ点検情報、空気圧や温度情報などを解析するサービスだ。

今回の提供では、ヨコハマタイヤのセールス担当者が輸送事業者を訪問する際に取得する、車両・装着タイヤの情報やタイヤ点検結果などをクラウド上で管理し、蓄積した情報をデータとして活用できるようにする。これにより迅速なタイヤ点検報告書の作成や、タイヤ交換時期や最適な商品、運用プランをタイムリーに提案することが可能で、輸送事業者の安全運行とコスト削減を実現していくとのこと。
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「T.M.S」活用イメージ(日本ユニシスプレスリリースより)


提供する機能は、以下の通り。
(1)タイヤ点検データ、ローテーション、履き替えなどタイヤメンテナンス情報の入力
(2)HiTES4との連携によるタイヤ空気圧、温度情報の自動入力
(3)デプスゲージ(タイヤ溝情報測定機器)との連携によるタイヤの溝深さ情報の自動入力
(4)車両位置、走行データの管理
(5)タイヤ点検結果帳票出力機能
(6)タイヤ点検データの活用によるタイヤの摩耗予測
(7)GPS機能を活用した登録法人選択機能
(8)カメラ撮影による点検対象車両のナンバープレート自動認識

今後、日本ユニシスでは、空気圧や温度データなどのタイヤ内部のデータ活用を進め、タイヤ故障を未然に防ぐため、タイヤの骨格部分となるケーシング寿命予測機能を提供していく予定だ。

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