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バリアフリーを楽しむ「須磨ユニバーサルビーチプロジェクト」

2018/1/9(火)


夏だけでは終わらない

プロジェクトは夏だけでは終わらない。10月と11月にはヒッポキャンプを利用した山登りや農作物の収穫など、山を楽しむ企画も開催した。

また、須磨のビーチから駅までを実測しながらルート化し、バリア情報を地図に書き込んでいくマッピングパーティーの開催を来年3~4月の実施に向けて計画中だ。「アスファルト、でこぼこ道、同じ車いすでもそれぞれの障がいに合わせた情報が必要になる。たった1センチの差で乗り上げることができる人とできない人がいる。車いす、杖が必要な人、目が見えない人など、一緒に実測することで、自分たちが想像していないことがわかる。気付きを与えられるようなイベントになれば」と木戸氏は語る。

 

ヒッポキャンプを利用した登山の様子



10月に行われた枝豆収穫。畑にビーチマットを敷いた。


持続的な活動に

2017年11月2日には「特定非営利活動法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト」として、正式に法人化した。今後は法人会員と個人会員から成る賛助会員から集めた会費や支援金でボランティアの人件費、交通費などを賄っていくという。木戸氏は、「須磨海岸を管轄している神戸市が主要施策の1つとしてブルーフラッグ※2取得に向けて動いている。法人化して神戸市と協力することで、市民から始めた行政との取組みとして全国へ広めることができるのでは」と語る。

※2ビーチ・マリーナの国際環境認証で、取得には地元自治体やビーチ、マリーナの管理・運営者等が中心となり、主に4つのカテゴリー(水質、環境教育と情報、環境管理、安全)において設定された33の基準を達成することが求められる

本日から1月11日にかけて、大阪府の脇浜戎大社の境内にビーチマットを敷くという新たな試みが企画されている。「みんなが持っている時間とスキルを少しずつこのプロジェクトに使ってくれているのをとても実感している。今の社会の縮図に近しい流れがあって、本当は協力したいと思っている人はいるけれど、なかなかきっかけがないと思っている人も多い」(木戸氏)。

ビーチを飛び出したプロジェクトは、多くの人の協力を得て、木戸氏の思いを実現させていく。

プロジェクトスタート時からの有志メンバーである神戸市職員の秋田大介氏と。「有志メンバーとして、神戸市職員としてアドバイスをもらっている」と木戸氏。

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