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Visaのタッチ決済取り組みまとめ【2021年12月~2022年8月】

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2022/9/13(火)

茨城交通が導入する決済機器

2020年、2021年に引き続き、複数のモビリティ関連企業がVisaのタッチ決済を導入、あるいは導入に関係する実証実験を行っている。また、Visaのタッチ決済に合わせて、ほかの決済方法を試験運用する実証実験も少なくない。当記事では、2021年12月から2022年8月までに実施されたVisaのタッチ決済の取り組みについてまとめる。

なお、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(以下、ビザ・ワールドワイド・ジャパン)の実施した説明会の様子や2020年~2021年11月の事例は、以下でまとめている。



茨城交通株式会社(以下、茨城交通)


茨城交通らは、同社の運行する路線バス(約400台)において、Visaのタッチ決済など、新たに各種キャッシュレス決済の導入を決定した。株式会社みちのりホールディングス(以下、みちのりHD)が、2022年8月2日付のプレスリリースで明かしている。

発表があった時点で、茨城交通の路線バスでは、ICカード・現金以外の決済手段が無かった。また、ICカードも「いばっピ」(統合前の茨城交通エリア)、「でんてつハイカード」(旧日立電鉄交通サービスのエリア)の互換性の無い2つのサービスが併存している。

同取り組みでは、全エリアのサービスを「いばっピ」に統一するとともに、新たにVisaのタッチ決済とQRコード決済での運賃支払いを可能とし、利便性の向上を実現する。

同取り組みの狙いは、すべてのキャッシュレス決済手段を同じ決済端末で処理し、分かりやすい利用方法を実現することだ。さらに、「いばっピ」の各種手続きをWebサービスで受け付け、繁忙期の窓口混雑を大幅に軽減する。なお、Visaのタッチ決済利用者に対しては、利用実績に応じた柔軟な運賃サービスを検討しているという。



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