フォルクスワーゲン、Automotive Grade LinuxとThe Linux Foundationに加盟
2019/4/9(火)
車載機器ソフトウェアプラットフォームの標準化に取り組む Automotive Grade Linux (以下、AGL) は 4月8日 (米国時間)、 フォルクスワーゲンがAGLと Linux Foundation に加盟したことを発表した。
AGLはLinux Foundationのオープンソースプロジェクトで、インフォテインメント、テレマティクス、インストルメント・クラスターアプリケーションなどのプラットフォーム開発を行っており、130社を超えるメンバー企業が協力している。 業界全体でオープンプラットフォームを採用することにより、自動車メーカーとサプライヤーが同じコードベースを共有することで開発コストを削減し、新製品の市場投入までの時間を短縮することを目指している。フォルクスワーゲンはAGLに参加し、コミュニティのメンバーとして共通の車載Linuxプラットフォーム開発を行う。The Linux Foundation の AGLエグゼクティブ ディレクターである Dan Cauchy は「AGLプラットフォームの強化と新機能の開発を継続する中で、 フォルクスワーゲンの開発者とエンジニアのテクニカルな専門知識を活用することを楽しみにしています」と述べている。フォルクスワーゲンのオープンソース スペシャリストである Oliver Hartkopp 氏は、「開発者やメンテナーと直接やり取りできるようコミュニティと緊密に連携できればと考えています」と話している。