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WHILLモビリティサービス、アプリでの無人貸出込みで受付開始

2024/8/9(金)

WHILL株式会社(以下、WHILL社)は8月7日、アプリでの無人貸出形態を組み込んだ新たな形で「WHILLモビリティサービス」の受付開始を発表した。
同サービスは、2023年6月よりWHILL社が提供している法人施設向けの移動サービスだ。時速6km以下で走行する「歩行者」扱いの近距離モビリティと機体管理システム、保険とメンテナンスサービスがパッケージ化されている。商業施設やテーマパークなど一定のエリア内の周遊を目的としており、半日や終日など⻑時間利用が想定されている。

今回新たに組み込まれたアプリでの無人貸出形態は、ユーザーからの要望を受けてWHILL社が開発したものだ。貸出手続きから決済までをスマートフォンアプリ「WHILL レンタル」上で完結できる。施設運営者はアプリ活用による無人貸出も可能になるため、現場の人的負担を少なくウィルを導入しやすくなるほか、これまで貸出拠点を設置しづらかった場所にも、訪問者の導線や施設環境に合った形でより柔軟に対応できるようになる。

また、同サービスは、初期費用一律10万円(機体送料別)、レンタル費用月額2万円~、貸出利用中のケガや対人/対物の補償をカバーする保険込みで導入できる。オプションでアプリや機体管理システムのITパッケージを組み合わせることが可能だ。さらに、同サービスの利用者に対する貸出料金は、有料無料含めて施設側で自由に設定できる。施設側が同サービスを有料提供することで、収益の確保にもつながる見込みだ。

なお、WHILL社は、ホテルやリゾート施設などあらゆる施設において、より多くのユーザーにその場を満喫いただけるアクセシビリティ環境の整備に向け、法人施設と積極的に連携し、WHILLモビリティサービスの拡充を進めていくと述べている。

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