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WHILL Model Sのシェアリング実証実験を茨城県笠間市で開始

2022/10/13(木)

WHILL株式会社(以下、WHILL社)は歩道を走れるスクーター※「WHILL Model S」のシェアリング実証実験を茨城県笠間市で10月8日から開始した。10月5日付のプレスリリースで明かしている。
※ 同製品は道路交通法上歩行者として扱われ、歩行者としてのルールを守って走行する必要がある(プレスリリースより)

笠間市では、市内の二次交通の補完や回遊性の向上を図るため、シェアサイクル(電動アシスト自転車)が活用されている。そのため、市内各所に設置されているサイクルポート(駐輪場)から、好きなタイミングで自転車の利用・返却が可能だ。

一方で、同市では、高齢化が進んでいる。そして、高齢者、体力や長距離歩行に不安がある人にとっては、自転車を活用することが難しいという課題があった。具体的には、自転車ではバランスが取りづらい、疲れてしまって各所に点在する観光スポットや買い物に気軽に出向くことが難しいなどだ。

同実証実験では、市内で運用されているシェアサイクル「ドコモ・バイクシェア」のプラットフォームを活用し、免許不要で歩行領域を安定して走行できる移動手段を確保する。これにより、高齢者、体力や長距離の歩行に不安がある人なども快適かつ気軽に散策できる機会を提供する。実施期間は10月8日~11月7日だ。

また、同実証実験に使用する「WHILL Model S」は、時速6km以下で走行する近距離モビリティだ。2022年9月13日から先行受注をしている。



なお、WHILL社は、今後実験で得た知見やフィードバックを生かし、移動サービスの実装に向けて取り組んでいくという。また、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、さまざまな地域や場所でWHILLを気軽に使って自由に移動してもらう機会を増やす。そして、誰でも疲れることなく外出を楽しめる世界を創っていくために、他エリアでの実施に向けても積極的に検討すると述べている。


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