新型コロナウイルス流行から約3年が経過し、1月10日からは「全国旅行支援」も再開したこともあり、旅行や外出を控えてきた人も出かけようという動きが戻りつつある。一方で、WHILL社が実施した調査によると、65歳以上の男女の7割近くがいまだに外出頻度が減ったままであると回答した。さらに、長期間の自粛生活から、「体力が衰えてしまった」、「足腰が心配」、「長時間歩くのがしんどくなってしまった」と答えている。

クラブツーリズムは、年齢を重ねても安心かつ快適に参加できる旅行プラン「大人のゆるり旅」を2021年4月から販売した。くわえて、両社は、「大人のゆるり旅」内にあるプラン「富士山と桃狩りを楽しむバリアフリーの旅 2日間」において、オプションでのModel Fレンタルを2022年7月から実施した。WHILLを利用されたユーザーからは、「富士山五合目までの傾斜も楽に登れた」「WHILLがなかったらツアーへの参加を諦めていた」などの意見を得ている。

今回の取り組みは、第1弾の意見を受けて実施するものだ。自身の操作で好きなタイミングで移動できるとともに、同行者や介助者の身体的負担を軽減することができる。

なお、WHILL社は、今後同取り組みから得た知見やフィードバックなどを元に、クラブツーリズムと連携しながら、ツアー内でのWHILL貸し出しなどを含めさまざまな形で、高齢者や歩きづらさを抱える人などに満足してもらえる取り組みを進めていくと述べている。