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ヤマハやティアフォーら、自動搬送向け小型EV開発 サブスクも予定

2021/9/8(水)

eve auto(屋内運用)

ヤマハ発動機株式会社(以下、ヤマハ)は、株式会社ティアフォー(以下、ティアフォー)、株式会社eve autonomy(イヴオートノミー 以下、eve autonomy)とともに新型自動運転EVを開発した。9月1日付のプレスリリースで明かしている。
今回開発したEVは、自動搬送サービス向けの量産を見据えた小型車だ。「Autoware」の技術と、ヤマハの高い信頼性を持つ車体開発技術を掛け合わせて共同開発した。「Autoware」は、ティアフォーが開発を主導するオープンソースの自動運転OSだ。

同EVの特徴は、一定の段差・傾斜にも対応できる走破性と、天候や周辺物などの変化に対するロバスト性(堅牢性)だ。さらに、1500kgまでの牽引能力もしくは300kgまでの積載能力を有している。

eve autonomyは、ヤマハ発動機とティアフォーが2020年に設立した合弁会社だ。同社は、同車両を用いた自動搬送サービス「eve auto」の提供開始を来夏から予定しており、9月1日より先行受注を開始する。

「eve auto」は、屋内外の環境を含む、閉鎖空間における搬送の自動化ニーズに対応できるように開発された自動搬送サービスだ。これまでヤマハの浜北工場をはじめ、複数の工場での実運用を行った。それらの運用を通じた得たフィードバックを踏まえて、特に走破性、牽引・積載能力を必要とするユーザーの自動搬送ニーズに応えるために開発した。

また、同サービスでは、「高い初期費用」と「長期間におよぶ導入工事」をクリアするために、サブスクリプション型契約形態を採用している。さらに、運行管理システムやアフターサポートもワンストップで提供する。

モノづくり・生産現場の物流状況は、作業員配置を前提とした従来型の設備・運用では、効率的な生産体制の維持が難しくなってきている。これら自動搬送サービスを導入することで、工場内での効率的なオペレーションの推進や、人為的な事故件数の減少が期待できる。特に生産ラインの変化が大きい製造現場・工場など、さまざまな場所にて利用可能だ。商用サービス以外の用途として、自動運転技術の研究開発プラットフォームとしても利用できる。

なお、三社は、お互いの強みを活かしつつ、誰にでも扱いやすい自動搬送サービスを提供すると述べている。

■株式会社eve autonomy 代表取締役CEO 米光 正典 氏のコメント
「自動運転は難しい、というのは過去の話になりました。すぐ、誰にでも、簡単に使うことができる、そんな自動搬送サービスができました。製造業だけではない多くのお客さまから引き合いを頂いており、ご期待に応えられるよう、さらなる事業推進を図ります。」

■株式会社ティアフォー創業者 兼 最高技術責任者(CTO) 加藤 真平 氏のコメント
「オープンソースによる『自動運転の民主化』をビジョンに掲げるティアフォーは、誰もがテクノロジーの発展に貢献でき、誰もがその恩恵を受けられる社会の実現を目指しています。この度、国内最高峰の製造力を誇るヤマハ発動機との共創により『自動運転の可能性を、すべての工場へ』との思いを込めた自動搬送ソリューションの提供を開始します。自動運転の民主化による社会的価値の創造に向けて大きな一歩を踏み出します。」

■ヤマハ発動機株式会社 技術・研究本部研究開発統括部長 飯田 実 氏のコメント
「目指すのは短距離輸送の省力化・自律化です。当社グループで培った車両技術・制御技術と、実績に裏打ちされた信頼性に、ベンチャーならではのティアフォーのスピードと最先端のテクノロジーを融合することで、これまでに無いサービスを提供していきます。当社のようなモノづくり現場はもちろん、そこにとどまらず幅広い分野で、効率的なソリューションを提供していきます。」

eve auto(屋外運用)


(出典:ヤマハ発動機 Webサイトより)

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