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ヤンマーアグリ、ICTで農作業を効率化する自動運転トラクターを発売

2018/6/28(木)

ヤンマー株式会社のグループ会社である株式会ヤンマーアグリ株式会社(以下、ヤンマーアグリ)は、位置情報やロボット技術などのICTを活用して農作業の省力・省人化、効率化を実現する自動運転トラクターを、10月1日より発売することを発表した。ヤンマーアグリは、「SMARTPILOT」という自動運転技術搭載のシリーズでラインナップを加速していく。

ICTで農業の諸課題に取り組む

近年、農地の集約による経営の大規模化や就農者減少・高齢化による人手不足といった課題を抱える農業分野において、ICTを活用した作業効率化が求められている。ヤンマーアグリは、作業の省人化を実現する無人運転のロボットトラクターに加え、最小限の操作を有人で行い、経験や勘に頼っていた高精度な作業を自動化して省力化を実現するオートトラクターを開発した。

主な特徴としては、まず、作業内容によって選択できるふたつの自動運転モードが用意されていることが挙げられる。運転手は、直進のみ自動で、旋回などは手動で行う「直進モード」と、直進、旋回、ハンドル操作、作業機の昇降など自動で行える「オートモード」のどちらかを選ぶことができる。それらを含む操作・設定はアイコンやイラストで表示されたタブレットで簡単に行うことができる。有人車と無人車2台での協調作業時には、有人の運転席で近距離監視をしながらタブレットを操作し、無人車を動かす。

直進のみを自動で行う「直進モード」イメージ(左)、自動で作業を行う「オートモード」(右)



 

タブレットでの操作・設定画面



2台のトラクターによる協調作業



無人での運転・作業を行うロボットトラクターでは、レーザーや超音波で物体との距離を計測するセンサーや、全方向から自動走行の状態を確認できる3色のセーフティランプを設置し、周囲の安全を確保する。自動運転中にエンジンが停止すると自動でブレーキがかかるセーフティブレーキもある。すでに所有しているYTトラクターを工場オプションで改装することで、オート、ロボット仕様にアップグレードすることもできるという。

1912年に創業して以来、ディーゼルエンジンを事業の柱としてきた老舗、ヤンマー。今度はICTで持続可能な農業の発展を目指す。

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