現在日本国内で販売されている戸建て用のEV充電器の多くは、ケーブルのないコンセントタイプや、サイズが大きいものが多く、さらに約3kWと世界的にみて低出力の仕様となっている。このため、満充電にするのに時間がかかってしまうことが課題としてあった。また、通信機能がついているスマート充電器は少なく、充電出力の調整などの付加価値を享受できない利用者が多いのが現状だ。

Wallbox社は、高出力で高度な機能を併せ持つ充電器を製造している。同社製充電器は、海外の自動車ディーラーや、Iberdrola、FiskerやUberなどの有名ブランドとパートナーシップを組んでおり、世界112カ国で累計37万台を販売しているという。Wallbox社製品であるPulsar Plusは、同社で最大の出荷台数であり、日本市場展開の第一弾となる商品だ。最大6kWの高出力で充電することができ、充電コンセントで充電した場合の約半分の時間で充電が可能になる。
また、同製品は、本体にケーブル付きの仕様となっている。このため、毎回の充電でケーブルを出し入れする手間がかからずスムーズに充電をすることができる。さらに、本体の重量は日本国内で販売されている6kW充電器の中では最軽量の2kgとコンパクトな設計となっている。