ゼンリン、観光情報サイトと「STLOCAL」提供エリアに五島列島追加
2023/2/8(水)
株式会社ゼンリン(以下、ゼンリン)は、長崎県で実施している観光情報Webサイトとスマートフォンアプリ「STLOCAL(ストローカル)」の提供エリアに、五島列島(以下、五島エリア)を追加し、提供を開始した。2月7日付のプレスリリースで明かしている。
ゼンリンは、日本全国の狭域な地域が抱えるさまざまな課題に対して、移動情報と地図情報を活用して解決し、あらゆる地域の活性化に貢献する「ゼンリンマイクロMaaSソリューション」の提供に取り組んでいる。その取り組みの一環として、長崎市で観光型マイクロMaaSの実証実験を2021年12月22日から開始した。現在、五島エリアの他に長崎市、佐世保・西九州エリアを展開している。「STLOCAL」は、ゼンリンが提供する長崎市初の観光型MaaSアプリだ。旅の計画から公共交通・観光施設・体験アクティビティの電子チケットの購入までをまとめて実施することができる。
五島エリアは、長崎県五島市より採択された「五島版MaaS開発事業」の取り組みの一環だ。今回の取り組みでは、「観光施設・体験アクティビティのチケット提供」、「観光客同士の情報交換に向けたコミュニケーション機能の実証」、「リアルタイム交通情報提供の実証」を実施する。「観光施設・体験アクティビティのチケット提供」では、観光関連事業者と連携し、五島エリアならではの旅を楽しむことができる電子チケットを提供する。
「観光客同士の情報交換に向けたコミュニケーション機能の実証」では、観光客同士のコミュニケーションを促し、五島エリアを楽しく過ごすための実証実験を実施する予定だ。「STLOCAL」にチャット機能を追加することにより、島にある美味しいグルメや景色等、リアルタイムに情報収集をすることができる。また、チャット機能との連携による地図コンテンツ整備への利活用に向けた検証も行う。
「リアルタイム交通情報提供の実証」では、五島エリアへの旅客船・フェリー、および、五島列島内のバス・旅客船・フェリーの運行(航)情報を実証実験として提供する。これにより、五島エリア内外の移動利便性向上に貢献するという。
なお、同社は、「STLOCAL」に五島エリアを追加することで、長崎県内の各観光地におけるマイクロエリアコンテンツを確立し、長崎県の観光周遊の促進に貢献すると述べている。
(出典:ゼンリン Webサイトより)