ゼンリン、沖縄MaaSのサービスフェーズ2を17日より開始
2021/3/22(月)
ゼンリンは17日、沖縄MaaS事業連携体の一員として、沖縄全域における観光型MaaSの実証事業である「沖縄MaaS」の第2フェーズのサービスを17日より開始することを発表した。
「沖縄MaaS」は、国土交通省の「令和2年度日本版MaaS推進・支援事業」に採択された実証事業であり、沖縄全域のモノレール、バス、船舶などの乗車券や観光/商業施設、その他サービスとの連携を実現したサービスだ。「沖縄MaaS」の第1フェーズは2020年12月より開始、一部事業者のチケットを電子化したサービスを提供した。今回の第2フェーズでは、サービス提供地域を沖縄全域に拡大し、新たに検索、地図サービス機能などを加え、より快適な移動の実現を目指すという。
第2フェーズの主な取り組みは、「ルート検索、地図サービスの提供」、「交通事業者、観光施設のチケット電子化」、「商業施設や地域加盟店のクーポン電子化」「他サービスとのリンク連携」の4つだ。ルート検索機能では、検索結果表示に加え、検索結果に関連するお得なチケットがある場合は表示する。これらのチケットは、購入画面のリンクから購入することができる。
今回の実証事件のゼンリンの目的は、MaaSサービスによって取集されるさまざまな移動データをゼンリンの保有する地図情報に重畳し、詳細な交通ネットワークに紐づけることで、地域ごとに異なる交通課題の可視化、地域に合わせた移動の最適化することだ。
なおゼンリンは、今回の実証から得られた様々な移動データを地図に紐づけ可視化し、移動者への最適経路や寄り道の提案に貢献するための分析技術の開発、および地域活性化につながるソリューションの提供を目指すと述べている。
(出典:ゼンリン Webサイトより)