ゼンリンら、MaaSアプリ「STLOCAL」をDEJIMA博に活用
2025/4/9(水)
ゼンリン、長崎自動車(以下、長崎バス)、長崎国際テレビ(以下、NIB)は4月2日、GW期間中に開催される「DEJIMA博」において、DEJIMA博公式アプリ「STLOCAL」を活用し、イベントを格安で楽しめるチケットを販売。さらに、「ながさき観光ルートバス」との連携により、イベント会場や商業施設を巡るデジタルスタンプラリーを実施することを発表した。
「STLOCAL」は、ゼンリンが運営している観光MaaSアプリであり、まち歩きを楽しむ旅行者に向けて、旅先でのおすすめの過ごし方を提案し、周遊観光情報の検索や旅行計画作成機能を提供している。今回の発表段階での対応地域は、長崎市、佐世保・西九州、五島列島、長崎空港・大村市エリアだ。
DEJIMA博において「STLOCAL」では、DEJIMA博会場で1200円分のチケットと交換できるクーポンを1口1000円で購入できる。このチケットは、「ひるじげグルメ祭り」の各店舗などで金券として使用可能だ。くわえて、「ながさき観光ルートバス」との連携により、長崎バス市内観光1日乗車券と「DEJIMA博おとクーポン」のセット販売を行う。パークアンドライド駐車場とも連携して渋滞緩和に貢献するという。
また、DEJIMA博の期間中に「STLOCAL」を活用したデジタルスタンプラリーを実施することにより、イベント会場への分散来場を促進し、楽しみながら市内を周遊できる機会を提供する。チェックインポイントに駐車場やバス利用を含めることで、市外・市北部からの自家用車利用者にパークアンドライドを推奨し、来場者の利便性を向上させるとのことだ。
なお、3社は、観光サービスによる交通手段の一元化やパークアンドライドの拡充、長崎市内の他イベントとの連携強化を図ることで、観光交通の利便性向上と渋滞緩和の両立を目指す。そして、今回の取り組みで得られた成果を長崎市や関係機関と共有しながら、持続可能な観光交通の実現に向けた取り組みを推進すると述べている。