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ゼンリンら、レンタカーを活用した観光型MaaSの実証実験を長崎市で開始

2022/3/17(木)

ゼンリンらが長崎市で取り組む
観光型MaaS

株式会社ゼンリン(以下、ゼンリン)、ニッポンレンタカーサービス株式会社(以下、ニッポンレンタカー)、東京センチュリー株式会社(以下、東京センチュリー)の3社は、長崎県長崎市(以下、長崎市)での観光型MaaSの実証実験において協業を開始した。さらに、ゼンリンは、旅の計画から公共交通・観光施設・体験アクティビティの電子チケットの購入までができる長崎市初の観光型MaaSアプリ「STLOCAL(ストローカル)」の提供を開始した。3月16日付のプレスリリースで明かしている。

長崎市には、歴史的な施設・建造物などを有する中心地のほか、自然豊かな公園・海岸や、新たなランドマークとなる博物館、ものづくり観光体験施設が郊外にも点在する。ゼンリンは、2021年12月22日より長崎市での観光型MaaSの実証実験を開始している。



今回の協業では、同市野母崎(のもざき)をはじめとする、郊外エリアの魅力ある観光スポットへの移動の利便性向上と旅行者の観光エリアの周遊活性化を推進するため、レンタカーを活用する。

ゼンリンと東京センチュリーは、2021年3月に業務提携契約を締結し、両社の強みを掛け合わせたモビリティサービス等の分野における協業について協議してきた。今回の協業は、両社による業務提携契約の締結後、第一弾の取り組みだ。

また、「STLOCAL」は、長崎市の中心地から郊外までの「とっておきの過ごし方」コンテンツや、交通機関および観光施設等のチケットが購入・利用できるサービスを提供する。サービスの利用に応じて付与されるポイントと商品の交換や移動履歴の管理が可能だ。

さらに、「STLOCAL」は、先行して公開している観光情報Webサイトと、スマートフォンアプリを連携する。まち歩きを楽しむためマイクロエリアコンテンツ(地域が持つ地形・歴史・文化情報)をストーリーとしてつなぎ提供することで、地域に観光客が訪れ、周遊する仕組みを提供する。

今回の協業により、「STLOCAL」を通じて、ニッポンレンタカーが提供する特設プランでのレンタカー予約が可能となった。同プランでは、野母崎の飲食店・小売店で利用できるクーポンも提供する。さらに、「STLOCAL」にレンタカー予約の機能が付加されることにより、市街の各観光スポットから、郊外地域への周遊の活性化に寄与することを目指す。

なお、ゼンリンは、今回の協業を皮切りに、3社のサービス等を掛け合わせて人々の新たな移動の創出・最適化を目指す。具体的には、ゼンリングループが取り組む地図ナビゲーションやデジタルサイネージといったソリューション、東京センチュリーグループが有する多様な金融・サービス機能、オートリース・レンタカーを中心とするモビリティサービスなどだ。

加えて、ゼンリンは、長崎市グリーンツーリズムの団体と連携した長崎市の郊外地域の活性化にも貢献していくという。長崎市を皮切りに、全国の地域活性化に貢献する、安全・安心なモビリティサービス等の分野での事業化の実現に向けて、今後も協議していくと述べている。



(出典:ゼンリン Webサイトより)

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