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ゼンリンとNTTタウンページが業務提携 新たなビジネス創出へ

2021/6/28(月)

株式会社ゼンリン(以下、ゼンリン)は、NTTタウンページ株式会社(以下、NTTタウンページ)と業務提携契約を締結した。6月23日付のプレスリリースで明かしている。業務提携の目的は、両社アセットの連携による新たなビジネスの創出だ。
NTTタウンページは、「進化版タウンページデータベース」(データ件数814万件※2021年5月時点)を提供している。「進化版タウンページデータベース」は、NTT東日本・NTT西日本発行のタウンページの掲載情報、および独自収集の企業情報をデータ化したものだ。豊富な情報量や鮮度、コンプライアンスの観点から高い評価を得ているという。

DXソリューションビジネスの拡充も図っており、データを収集・統合・活用する「NTTタウンページDMP(データマネジメントプラットフォーム)」を構築した。さらに、タウンページデータベースと各種人流データを掛け合わせた「人流DXソリューション」も開発している。

一方、ゼンリンは、全国1741 市区町村において、各種情報を網羅的かつ迅速に収集し、地図データベースを継続して更新している。この地図データを基に「時空間データベース」として整備した。住宅地図やカーナビゲーション、インターネット地図サービスなどの製品から、インフラ管理、MaaS、自動運転分野など、さまざまな分野・用途で活用されている。

今回の業務提携では、NTTタウンページ保有の「タウンページデータベース」と、ゼンリン保有の「時空間データベース」を融合する。これにより、多様化する顧客ニーズへ対応した新たなビジネスを創出し、両社のビジネス拡大を目指す。具体的には、「NTTタウンページDMP」を活用したゼンリンの新たな法人データベース商品開発、および両社共同での販売体制構築などを行う予定だ。

将来的にはNTTグループが構想する「4Dデジタル基盤」での活用を通じ、スマートシティおよびデジタルツインの実現、ならびに社会課題解決への貢献を推進するという。

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