ゼンリンデータコムらEV管理システム、双日エネマネ連携でコスト削減
2025/9/25(木)
ゼンリンデータコムは9月24日、モビリティ関連のコンサルティング、事業開発を行う株式会社AMANEと共同開発し、提供しているEV・PHEVデータ管理システムe-mobilog(イーモビログ)と、双日が提供するエネルギーマネジメントシステム「EVオートチャージ」との連携を発表した。
同サービスでは、拠点や施設の電力消費量とEVのSOC(State Of Charge、バッテリー残容量)データを同時にモニタリングし※、一斉充電による契約電力の集中消費を回避する。バッテリー残量が少ない車両を自動的に優先することで、複数台のEVを効率的に充電する。これにより、電気代の高騰を抑制するとともに、複雑な充電スケジュール作成・設定作業が不要になるという。
くわえて、同サービスでは、効率的な充電マネジメントにより最小限の充電インフラでの運用が可能となり、EV導入のハードルとなるイニシャルコストを削減し、企業のEVシフト促進に貢献する。
さらに、ゼンリンデータコムらは、「e-mobilog」に日報機能を追加した。これにより、従来のエンジンON/OFF(EVはPowerON/OFF)時刻や位置情報の把握にくわえ、EVに特化した充電回数(推定)、CO2排出量(推定)のデータも可視化が可能になっている。なお、同社らは、今後月報機能の搭載を計画しており、EVシフト後のデータ可視化をさらに充実させていくと述べている。
※ 拠点の電力需要の常時モニタリングと複数の自動車メーカーのEVをSOCデータを用いて普通充電で自動制御するサービスは、業界初(プレスリリースより)
(出典:ゼンリンデータコム Webサイトより)