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ゼンリン、EV充電の満空情報APIに「e-Mobility Power」を追加 国内最大規模の約2万8000口を網羅

2025/12/15(月)

株式会社ゼンリン(以下、ゼンリン)は2025年12月11日、地図API「ZENRIN Maps API」で提供している「EV充電スタンド満空情報配信機能」において、新たに株式会社e-Mobility Powerが管理する約2万5,600口の情報を追加したと発表した。
これにより、既に連携済みの事業者分と合わせ、国内最大規模となる計約2万8,000口のリアルタイム満空情報が提供可能となった。

「ZENRIN Maps API」は、Webサイトやアプリに地図機能や位置情報を実装するための開発ツールである。ゼンリンはこれまで、株式会社エネゲート、日本電気株式会社、BIPROGY株式会社の3社と連携し、EV充電スタンドの満車・空車情報を配信してきた。

今回、国内の主要充電ネットワークであるe-Mobility Powerの情報が加わったことで、重複を除いた提供総数は約2万8,000口へと大幅に拡大した。

ゼンリンが独自に調査・整備している全国のEV充電スタンド情報は計3万8,367口(2025年11月末時点)あり、本連携によりその約73%のリアルタイム状況がAPIを通じて把握可能となる。

このデータ拡充により、EV向けナビゲーションシステムやアプリ開発事業者は、より高精度なサービスを提供できるようになる。具体的には、充電待ちを回避したルート案内の実現や、ユーザーが目的地周辺で確実に充電できるスタンドを検索することが容易になる。

また、エリアごとの満車率データを分析することで、新たな充電スタンドの設置場所を検討する際のマーケティングデータとしての活用も期待される。

ゼンリンは今後も充電ネットワーク事業者との連携を広げ、EV利用者の利便性向上とEV普及に向けたインフラ情報の高度化を推進していく方針だ。

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