チューリング、自動運転向け生成世界モデル「Terra」を日本で初めて開発
2024/8/16(金)
完全自動運転車両の開発に取り組むTuring株式会社(以下、チューリング)は8月14日、日本初の自動運転向け生成世界モデル「Terra(テラ)」を開発したと発表した。
Terraは、現実世界の物理法則や物体間の相互作用など複雑な状況を理解し、リアルな運転シーンを動画として出力することが可能な生成世界モデルだ。アクセル・ブレーキ・ステアリングなどの詳細な運転操作情報を含むチューリング独自の走行データと、オンラインで公開されている走行映像の合計約1500時間分のデータを学習に使用しており、任意の運転操作を高精度で再現することが可能。
シミュレータとしての利用や自動運転システムの一要素としての利用することができる。今後さらに学習を進めることで、精度や生成速度を向上させ、安全かつ効率的な自動運転開発をより一層加速させていく。