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愛知製鋼とユニカ、構内運搬車向け自動運転化キットの共同開発開始

2021/12/24(金)

共同開発するけん引車と
モジュール

愛知製鋼株式会社(以下、愛知製鋼)は、株式会社豊田自動織機の子会社である株式会社ユニカ(以下、ユニカ) に出資し、走行軌跡を高精度に制御可能な構内運搬車向け自動運転化キットの開発を開始する。12月22日付のプレスリリースで明かした。目的は、GMPS(磁気マーカシステム)※を用いた自動運転システムの社会実装実現だ。
※車両底部に取付けた磁気センサモジュールにより、走路に沿って敷設した磁気マーカの微弱な磁力から自車位置を高精度に推定する愛知製鋼が独自開発した自動運転支援システムGlobal Magnetic Positioning Systemの略(プレスリリースより)
愛知製鋼は、2017年以降約30件の自動運転実証実験プロジェクトに参画している。これにより、積雪時やトンネル内でのGMPS技術の優位性が、広く自動運転界で認知されるようになった。今後は、これまでの実証実験と並行して、工場物流関連へのGMPSを用いた自動運転システムの社会実装を目指す。

具体的には、ユニカが製造する有人運転の小型電動けん引車「タグノバ」と、GMPS技術を融合する自動運転化キットを共同で開発する。さらに、愛知製鋼の工場を含む実際の工場にて、運用テストを実施していく予定だ。自動運転基盤の確立により、物流現場の生産性向上や物流従事者の負担軽減を低コストで実現可能にしていくという。

なお、愛知製鋼は、引き続き、社会実装という新たなフェーズに踏み出したGMPSの研究開発を加速する。そして、公道における一般車両へのGMPS実装も視野に入れた、安全・安心な次世代モビリティ社会の実現に貢献すると述べている。

(出典:愛知製鋼 Webサイトより)

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