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愛知製鋼ら、中部国際空港で磁器マーカを使った自動運転バスを検証

2021/1/22(金)

使用する自動運転バス

使用する自動運転バス

愛知製鋼は19日、NTTドコモ東海支社、名鉄バス、トヨタ紡織、日本モビリティと連携し、磁器マーカシステムを使った自動運転の実証実験を中部国際空港第2ターミナルで実施すると発表した。

多くの自動運転のシステムは、GNSS(全球測位衛星システム)やLiDARなどの電波や画像処置を使って運用している。しかし、空港での走行を想定した場合、遮蔽物が多く電波や画像処置が困難な場所がある。そのような場所でも車両位置を正確に特定できるよう、今回の実証では磁気マーカシステムを使い、安全安心な自動走行を目指す。
※2 GNSS(Global Navigation Satellite System / 全球測位衛星システム)は、GPS、GLONASS、Galileo、準天頂衛星(QZSS)等の衛星測位システムの総称。(引用:国土地理院)

今回の実証実験では、愛知製鋼が独自開発した磁器マーカシステムを使う自動運転システムを使用する。新規開発した自動敷設機を使って、直径100mm厚さ2mmの磁器マーカを2m間隔に約800m敷設。磁器マーカに沿って自動運転レベル4相当で小型バス(日野ポンチョ)の運転を行う。



実施予定日は1月28日と29日、走行ルートには中部国際空港第2ターミナルの国内線到着側ゲートを使用する。遠隔操作でバスを運転し、運転席は無人で行う予定だ。

NTTドコモは5Gに接続したカメラから遠隔監視席のモニターへの放映を担当、トヨタ紡織は遠隔監視席に眠気抑制シートシステムを設置する。自動運転バスは群馬大学が所有する車両を使用する。

(出典:愛知製鋼 Webサイトより)

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