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ティアフォーら4社、無人モビリティサービスの本格普及を見据えた実証開始

2021/11/16(火)

車両イメージ

アイサンテクノロジー株式会社(以下、アイサンテクノロジー)は、2025年の無人モビリティサービスの本格普及を見据えた長期技術・サービス実証を、GLP ALFALINK相模原の敷地内にて開始する。11月10日付のプレスリリースで明かした。株式会社ティアフォー(以下、ティアフォー)、日本GLP株式会社(以下、日本GLP)、損害保険ジャパン株式会社(以下、損保ジャパン)とともに実施する。

ティアフォーは「自動運転の民主化」をビジョンに掲げ、世界初となるオープンソースの自動運転OS「Autoware」の開発に参加している。目標は、誰もがテクノロジーの発展に貢献できるエコシステムの構築だ。交通事故の削減や労働力不足といった社会課題の解決に自動運転技術が貢献するため、多くのパートナーとともに開発を進めている。実施した自動運転実証の実績は、国内外で100カ所を超えた。

自動運転は、地域や環境ごとのさまざまなニーズへの適合が求められている。これまでゴルフカートやタクシー専用車両の自動運転化を進めており、今回新たに小型EVバスを自動運転化する。

日本GLPは、「Open Hub」(物流をもっとオープンに)、「Integrated Chain」(サプライチェーンをつなぐ)、「Shared Solution」(ビジネスの進化をサポート)の3つをコンセプトとした「ALFALINK」を展開中だ。従来の物流施設における効率化・最適化を超え、これまでにない価値や事業を創造していく拠点となることを目指している。

GLP ALFALINK 相模原は、総延床面積約67万平方メートルの最先端物流拠点だ。この施設内において長期技術・サービス実証を行い、早ければ2022年のサービスインを目指す。

ユーザー向けには施設内での効率的な移動を提供する最先端ソリューションとして、地域の住民にも興味と親しみを持ってもらう機会を創出する。一方で、施設の従業員には、快適で安全な職場環境の充実を図る。

損保ジャパンは、安心・安全な自動運転サービスの実装を支えるインシュアテックソリューション「Level Ⅳ Discovery」の開発を進めている。同事業は、ティアフォーおよびアイサンテクノロジーとの共同事業だ。最終走行テストにおいても、「自動運転リスクアセスメント」・「遠隔見守りサポート」・「自動運転専用保険」を提供する。また、アイサンテクノロジーは、自動運転に必要な高精度3次元地図の分野で自動運転車の走行を支える。

なお、4社は、GLP ALFALINK相模原での実証終了後に効果検証し、関係各所との協議を踏まえる。そして、サービスインの時期を最終確定する予定だと述べている。

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