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埼玉工業大学、栃木県開催の自動運転バス実証実験に車両提供・技術支援

2021/6/8(火)

埼工大開発・提供の
自動運転マイクロバス

埼玉工業大学(以下、埼工大)は6月4日、栃木県主体で開催する自動運転バスの実証実験「栃木県ABCプロジェクト」に、車両提供と技術支援で協力すると発表した。

栃木県では、『栃木県ABCプロジェクト』として、自動運転システム(Autonomous)を導入した路線バス(Bus)の本格運行を目指した挑戦(Challenge)を行っている。今回の実証実験は、栃木県が主体となる『栃木県ABCプロジェクト』において、中心市街地の周遊性向上や日常生活における移動手段の確保を目的に、主な拠点施設間で自動運転バスを運行する実証実験を実施し、栃木県内においての本格運行を目指す。

埼工大では自動運転の研究・開発を積極的に取り組んでおり、全国各地の実証実験に参加し、昨年度は年間合計約3000kmの自動走行を完遂した。今回の実証実験では、埼工大が開発してきた後付けによる自動運転機能を搭載したマイクロバス(リエッセII)を車両提供し、一般公道の運行区間を自動走行する。



また、埼工大と大学発のスタートアップ企業である株式会社フィールドオートは、今回の実証実験運営主体である株式会社 建設技術研究所をはじめ、アイサンテクノロジー株式会社、損害保険ジャパン株式会社、株式会社ティアフォーとともに、高精度3次元地図とGNSS及びLiDARを用いた自動運転システムによるマイクロバスを運行する実証実験を実施する。実証実験の目的は、走行安全性、社会受容性、ビジネスモデル可能性の観点からの検証だ。

なお、今回の自動運転バスは、6月6日~20日の9時~16時に1日5往復の10便で運行し、道の駅もてぎ~茂木駅~ふみの森もてぎ(往復約3.7km)を走行する。月曜日である6月7日と6月14日は運休予定だ。

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