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埼玉工業大学 羽田空港周辺の公道で自動運転バスの実証実験を行う

2020/12/11(金)

実証実験の様子(埼玉工業大学 プレスリリースより)

実証実験の様子(埼玉工業大学 プレスリリースより)

埼玉工業大学(以下、埼工大)は、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」に参加し、今年度2回目となった羽田空港地域における実証実験の取り組み内容について12月8日に公開した。

埼工大は2020年6月に続き、埼工大・自動運転技術開発センターが開発した自動運転バスで参加した。実証実験は10月21日から計9日間実施。今回はITS無線路側機を活用した公共車両優先システム(PTPS:Public Transportation PrioritySystems)および信号情報提供、バス専用レーンなどのインフラ協調機能の有効性を検証した。

羽田空港第3ターミナルビルを起点にした周辺地域の公道(1周約4km)のコースを、実環境下において法定速度内で計測・走行した。バスにはITS無線受信機を搭載し、無線通信で信号情報の提供と公共車両(バス)に対する優先的な信号制御を行う仕組みについて有効性を検証するデータ計測も行った。

埼工大の自動運転バスは「埼玉県スマートモビリティ実証補助金」に2019年度で採択されて開発に至った。埼工大はSIP自動運転に、2017年10月より私立大学として唯一2期連続で参加している。2019年4月に設立した自動運転技術開発センターを中心に、全国各地の公道における実証実験に多数参加してきた経験を活かして、SIP自動運転に取り組んでいる。

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