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ドコモ オンデマンド交通の実証事業に参画 「AI運行バス」埼玉県内で初導入

2020/12/11(金)

AI運行バス/実証サービスロゴ(ドコモ プレスリリースより)

AI運行バス/実証サービスロゴ(ドコモ プレスリリースより)

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、さいたま市美園地区にて来年1月18日から2月14日に実施される、AI を活用したオンデマンド交通サービス実証事業「みそのREDバス」に参画すると発表した。サービスの本格導入を見据え、より利便性の高い交通インフラの提供をめざす。
この実証事業は、国土交通省「スマートシティモデル事業」に関する実証調査の一環で、ドコモ・さいたま市のほか、一般社団法人美園タウンマネジメントなどが参画する「さいたま市スマートシティ推進コンソーシアム」が実施するもの。ドコモのオンデマンド乗り合い交通「AI 運行バス※1」のシステムを活用することで、効率的な配車サービス提供をめざす。
※1 「AI運行バス」は、ドコモが提供する「高度なAIによる配車制御で、乗りたいときに、乗りたい場所で、誰でも簡単に乗車予約ができる(オンデマンド)サービス」。株式会社未来シェアが開発したSAVS(Smart AccessVehicle Service)を利用している。
さいたま市の美園地区は大規模な都市開発が進行中しているエリアだ。住宅や店舗に加えて公共施設の整備も進展していて、子育て世帯の人口が増えている。その一方、地区内での自動車交通量の増加が課題になっている。そこで、自家用車に過度に依存しない持続可能な交通環境をめざす取り組みとして、AIオンデマンド交通サービスの実証事業を実施することとなった。

今回の実証事業では、利用者がアプリで乗降場所と人数を選択して予約すると、車両と運行経路をリアルタイムにAIが決定し、アプリには乗車予定時刻が表示される。運行範囲は浦和美園駅周辺で、乗降場所は、公共施設・商業施設など約40カ所。乗車料金は1回当たり大人300円、小学生は150円で、最初の1週間は無料で提供する予定。また、バスの利用者に、アプリ内で地域の施設や店舗の情報発信やクーポン提供も実施する。埼玉県内でドコモの「AI運行バス」のシステムを活用する事例は、今回が初だ。

利用方法(ドコモ プレスリリースより)

利用方法(ドコモ プレスリリースより)


ドコモは、さいたま市美園地区での日常生活における移動課題解決と街の活性化をめざすとともに、この事例を埼玉県内の自治体を中心に日本全国に展開できるよう、検証を進めていく。

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