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【国内初】永平寺町の自動運転車両、道交法に基づく特定自動運行許可取得

2023/5/15(月)

福井県吉田郡永平寺町(以下、永平寺町)におけるレベル4の無人自動運転移動サービスとして使用されている車両は、道路交通法に基づく特定自動運行に係る許可を5月11日付けで国内で初めて取得した。

国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)は、2021年度より経済産業省および国土交通省の「無人自動運転等のCASE対応に向けた実証・支援事業(自動運転レベル4等先進モビリティサービス研究開発・社会実証プロジェクト(テーマ1:2022 年度に限定エリア・車両での遠隔監視のみ(レベル4)で自動運転サービスの実現に向けた取り組み))」を幹事機関として受託した。そして、永平寺町におけるレベル4の無人自動運転移動サービスの社会実装に向けて、ヤマハ発動機株式会社、三菱電機株式会社、株式会社ソリトンシステムズとともに研究開発を推進。永平寺町、まちづくり株式会社ZENコネクトの協力を得て、自動運転移動サービスの車両実装のための実証を進めてきた。

同車両は、3月30日に国内で初めて、遠隔監視のみのレベル4の自動運行装置を備えた車両として、中部運輸局から永平寺町での走行環境条件付与の認可を受けている。今回のレベル4自動運転車両を用いた特定自動運行の許可により、車内にも遠隔地にも運転者がいない状態での運行が可能となる。特定自動運行主任者が3台を運行する予定だが、常時遠隔監視は不要で、車両が不具合などで自動停止した後の対応をすることとなる。さらに、交通事故時等には現場措置業務実施者が、現場に駆け付けることになっているという。




なお、産総研は、今後レベル4でのサービス実証を実施した上で、自家用有償旅客運送の形態にて、永平寺町によるレベル4での自動運転移動サービスの本格運行の開始を予定していると述べている。


(出典:産総研 Webサイトより)

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