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ANA、京急・横須賀市・横浜国大と総合移動サービス「Universal MaaS」の産学官共同プロジェクト開始 不安のなく移動できる社会を目指す

2019/6/28(金)

「Universal MaaS」の考え方

全日本空輸株式会社(以下「ANA」)は、6月27日、京浜急行電鉄株式会社(以下「京急電鉄」)、横須賀市、横浜国立大学(以下「横浜国大」)とともに、ユニバーサルデザインに基づく総合的な移動サービス「Universal MaaS」の産学官共同プロジェクトを開始すると発表した。
このプロジェクトでは、これまで個別にサービスを提供してきた各事業者が垣根を越えて連携し、ユニバーサルデザインの発想で包括的な移動サービスを提供することにより、顧客の新たな移動体験の創出を目指す。さらに、事業者間での情報の連携と共有により、ユーザーの移動・活動を支援する人員の動きを最適化することで、ユーザーとサービス提供者の双方にメリットのある仕組みを共創する。今後、複数の協力企業を加え、まずは2019年秋に横須賀市において、その有効性の検証および課題抽出を行う実証実験を実施する予定。

具体的には、羽田空港から横須賀市内の目的地までの移動について、移動に係る交通手段または目的地に地盤を持つANA、京急電鉄、横須賀市が協力し、交通の専門的見地から横浜国大が助言することにより、「乗り物」「人材」「情報」をつなぐという観点からサービスを検討する。乗客が移動する中で、各事業者の従業員が求める情報の内容検証や共有方法の検討、ユーザーの特性に合った移動サービスの提案などを実施する。加えて、移動するきっかけとなるような情報提供も検討する。

ANAは、何らかの理由で移動を躊躇している人々が自らの力をあきらめずに不安なく移動できる社会の実現に向け、新たなコンセプト「Universal MaaS ~移動をあきらめない世界へ~」を定義した。このコンセプトに沿った取り組みの第一弾として、本プロジェクトを実施する。今後はさらに知見に基づき、幅広く産学官での連携を進め、誰もが移動することに楽しさを体験できる「あんしん・あったか・あかるく元気」な移動サービス「Universal MaaS」の提供を目指す。

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