旭化成、LIB用セパレータの塗装能力補強に約400億円投資へ
2023/11/2(木)
旭化成株式会社(以下、旭化成)は10月31日、リチウムイオン電池(LIB)用セパレータ※1「ハイポア」の米国、日本、韓国における塗工能力増強を発表した。
※1 LIBの正極・負極間に位置する多孔質膜で、正極・負極間でリチウムイオンを透過させる機能を有するとともに、正極と負極の接触を遮断し、ショートを防止する部材。(プレスリリースより)
同社は、今回の取り組みにおいて約400億円を投資し、塗工能力を約7億m2/年に補強する。これにより、同社グループの塗工能力は約12億m2/年となり、EV約170万台に相当する供給能力を備えることになる。これらの施設は、2026年度上期より順次商業運転開始の予定だ。なお、同社は、北米市場ならびに日本市場に向けた供給体制を一層強固なものとするため、引き続き「ハイポア」の新たな製造拠点設立等を含む積極的な投資の検討を進めていくと述べている。
(出典:旭化成 Webサイトより)