今回の取り組みは、国土交通省の「自動運転実証調査事業」の採択を受け、「MiCa」2台で実施するものだ。

具体的には、「MiCa」が、弥彦村役場を起点とする北吉田ルート（片道約5.7km）と井田ルート（片道約2.5km）の2つのルートを走行する。今回の開始時では1台で運行し、2台目は車両の準備が整い次第、運行開始するという。

さらに、ルート上の計3カ所にDNPの屋外デジタルサイネージ「モビリティポート」を設置し、「MiCa」の運行状況や利用方法、イベントなどの地域情報を配信することで、利用者の利便性向上や地域活性化を図る。また、「MiCa」の運行業務は、当面の間、BOLDLYと株式会社セネックが担当。2024年度以降は、地元の交通事業者を含めた関係者などと議論を重ねた上で、最適な体制を構築するとのことだ。