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BOLDLY、車両運行管理プラットフォームを他社システムと連携

2022/4/4(月)

実証実験周辺地図

BOLDLY株式会社(以下、BOLDLY)は、同社の自動運転車両運行管理プラットフォームのDispatcher(ディスパッチャー)を、他社の遠隔管制システムと連携させる。3月31日付のプレスリリースで明かした。

BOLDLYは、大阪市高速電気軌道株式会社(以下、Osaka Metro)などと共同で、自動運転バスの走行および遠隔監視業務の実証実験を3月1日~4月26日に行っている。同実証実験は、2025年の「大阪・関西万博」の会場内外の交通手段として、レベル4を見据えた自動運転車両を核とする次世代都市交通システムの提供を目指したものだ。舞洲スポーツアイランドに設けた舞洲実証実験会場の中と、コスモスクエア駅と舞洲実証実験会場間の公道で実施している。



同実証実験において、Dispatcherと自動運転バスのNAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)2台、および株式会社ティアフォーの自動運転システムを導入したタクシー専用車両JPN TAXIを接続する。さらに、パナソニック株式会社(以下、パナソニック)の遠隔管制システムとAPI連携することで、パナソニック製のパーソナルモビリティおよび自動搬送ロボットを加えた計4種類の自動運転車両を遠隔監視する。なお、BOLDLYは、Dispatcherで取得したNAVYA ARMA、およびJPN TAXIの位置情報を、API連携によりパナソニックの遠隔管制システムに提供する。Dispatcherが他社の遠隔管制システムと連携すること、およびBOLDLYが4種類の自動運転車両を同時に遠隔監視するのは初だ。

なお、BOLDLYは、同実証実験において、Dispatcherと他社のシステムの連携可能性を検証し、将来的には、あらゆる車両に柔軟に対応可能なDispatcherを提供する。これにより、複数車種の自動運転車両を一括管理できる環境をスムーズに構築し、都市型MaaSの早期実用化に貢献することを目指すと述べている。

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