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BOLDLY、自動運転バスとヘルスケアを組み合わせた実証実験実施

2022/9/1(木)

自動運転バス
「NAVYA ARMA」

BOLDLY株式会社(以下、BOLDLY)は、公道での自動運転バス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」(仏Navya社製)の運行とヘルスケアアプリ「HELPO(へルポ)」などを組み合わせた実証実験を行う。8月31日付のプレスリリースで明かした。

同実証実験は、経済産業省の「地域新MaaS創出推進事業」の一つとして実施する。BOLDLYは、同実証実験の代表企業として事業全体の企画・進捗管理を行うほか、「NAVYA ARMA」の運行とそれに必要な事前準備(3Dマップデータの収集や走行ルートの調整など)の業務を担う。四国地方の公道で「NAVYA ARMA」が走行するのは今回が初だ。



また、同社は、移動サービスの提供にとどまらず、ヘルスケアなどの他分野のサービスと連携することで、地域が抱える課題解決や移動サービスの持続可能性の向上を検証する。今回の実証実験では、移動サービスとヘルスケアサービスを連携する。

移動サービスでは、JR伊予上灘駅を起点とした1周約8kmのルートにおいて「NAVYA ARMA」を運行する。ヘルスケア分野では、高齢化や過疎化が進む伊予市双海地域の希望者に対して、ヘルスケアテクノロジーズ株式会社の協力の下、ヘルスケアアプリ「HELPO」とスマートウォッチ「Fitbit」を提供する。「HELPO」は健康医療相談サービスなどの利用が可能で、「Fitbit」は健康管理機能を備えている。

これらを連携することにより、利用者の健康意識を高める機会を創出すると同時に、自動運転バスを契機とした外出を促進する。さらに、長期的には外出に伴う軽い運動や利用者同士のコミュニケーションを通じた高齢者のフレイル予防の一助となることを目指す。実証実験の期間は、9月13日~10月8日の予定だ。

なお、BOLDLYは、同実証実験の結果を踏まえて、今後、伊予市役所、および地域の交通事業者などと議論を重ねながら、伊予市における自動運転バスの実用化を目指すと述べている。

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