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ボッシュ、クライメートニュートラル対策に3年間で約30億ユーロ投資へ

2022/5/10(火)

ボッシュ・グループは電動化や水素といったクライメートニュートラルな技術に3年間で約30億ユーロを投資する。5月4日付のプレスリリースで明かした。

同社は、効果的な気候変動対策を実現するために、水電解装置のコンポーネント事業に参入する。2020年代末までに水電解装置のコンポーネント事業に約5億ユーロを投資し、その半分はすでに2025年に予定されている市場導入までに投じる予定だ。

さらに、同社は、水電解システムの中核となるスタックを供給し、パワーエレクトロニクス、センサー、コントロールユニットを組み合わせたスマートモジュールを構成する。水素製造用スタックは、早ければ2025年に量産が開始される予定だという。

また、同社は、欧州連合(EU)のグリーンディールを支持し、サステナビリティに特別な責務を負っていると考えているという。同社は2020年以降、世界400カ所の拠点でカーボンニュートラルを実現しており、カーボンニュートラルの質については同社の予想以上に進展中だという。なお、同社は、2020年代末までに目指している節電量の3分の1を実現している。

▼関係者のコメント
■ロバート・ボッシュGmbH取締役会会長 シュテファン・ハルトゥング氏のコメント
「産業政策の役割は、すべての経済セクターで水素を利用できるようにすることです。電気ベースのソリューションが先行していますが、水素ベースのソリューションをさらに加速させる必要があります。地球上でサステイナブルな生活を実現するためには、両方が必要です。デジタライゼーションはサステナビリティの実現において特別な役割を担っており、当社のソリューションはこれを前提としています」

■ロバート・ボッシュGmbH取締役会メンバー兼人事労使関係担当ディレクター フィリズ・アルブレヒト氏のコメント
「サステナビリティは一部で取り組むものではなく、すべての企業のコア事業の一部となる必要があります。このトライアングルをバランスよく維持するのは容易なことではありません。私たちの社会的責任とは、変革の時代において、一人でも多くの従業員を新しい事業分野へ導くことだと考えています」

(出典:ボッシュ Webサイトより)

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