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オプティマインドとブルボンが実証実験 AIで自動販売機の配送ルートを最適化

2018/12/17(月)

「プチモール」管理業務のイメージ

「プチモール」管理業務のイメージ

菓子メーカーの株式会社ブルボン(以下、ブルボン)と、名古屋大学発の物流ベンチャー企業である株式会社オプティマインド(以下、オプティマインド)は、ブルボンが運営管理する自動販売機「プチモール」の管理業務における配送ルートの最適化により、作業の効率化、業務の改善、働き方改革や人員不足への対応を検証、実用化するため、共同の実証実験を2019年1月から開始する。
「プチモール」はブルボンが展開する自動販売機。菓子などの自社商品に加えて、パンやインスタントラーメンなどサイズの異なる商品を一台で販売することができる。スポーツ施設やオフィスビル、駅、空港などに設置されている。

自動販売機「プチモール」

自動販売機「プチモール」



オプティマインドとブルボンは、「プチモール」の配送ルートの最適化に向けて、2018年10月から共同研究を進めてきた。今回は、オプティマインドが開発した配送ルートの最適化を支援するクラウドシステム「Loogia」を「プチモール」の配送に導入する。「Loogia」は、GPSから得た実走データをAIが学習し、効率的で高精度なルートを提供することが強み。現場に即して試行錯誤し、「プチモール」から逐次収集する商品の販売データから算出したメンテナンスの優先度を基に、AIにより「どの車両が、どのプチモールを、どの順に回るのか」という配送ルートを提案する。この配送ルートに基づいた業務実証により、その有効性を検証する。AIを搭載したラストワンマイル管理でルートの最適化を図ることにより、移動時間の短縮によるメンテナンス精度の向上だけでなく、作業効率の向上による働き方改革、作業環境の改善、移動ルート選択のハードル低減、労働時間の改善による生産性向上などが期待されている。

「プチモール」配送ルート最適化イメージ

「プチモール」配送ルート最適化イメージ



システム設置イメージ

システム設置イメージ



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