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オプティマインド、トヨタなどから総額約10億1,300万円のシリーズA資金調達を実施

2019/10/24(木)

株式会社オプティマインド(以下「オプティマインド」)は、トヨタ自動車株式会社をリードインベスターとして、株式会社MTG Ventures、KDDI株式会社設立の「KDDI Open Innovation Fund 3号」(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)、他1社を引き受け先とする第三者割当増資を行い、総額約10億1,300万円の資金調達を実施した。

資金調達の背景と目的

オプティマインドは2018年9月にラストワンマイルのルート最適化を目的とした「Loogia(ルージア)」をローンチして以来、ラストワンマイルの配送事業者が直面する深刻なドライバー不足や労働環境の改善、および配送業務の効率化を促進し、ルート最適化AIを活用した配送業務の持続可能性の実現に取り組んできた。

今回の資金調達では、本ラウンドの引受先と個別に取引強化を進めていく予定。トヨタ自動車株式会社とは、同社が構築するモビリティサービス向けの様々な機能の提供を目指したオープンプラットフォーム、MSPF(モビリティサービス・プラットフォーム)に、オプティマインドのルート最適化で培った知見で貢献し、両社が描くモビリティ社会を実現するため共同開発を実施する。

株式会社MTG Venturesとは、経営や事業推進に関する知見、人的ネットワークを用いた支援により、オプティマインドの企業価値向上と経営体制の強化を図る。

KDDI株式会社とは、IoT/AIを活用した「需要予測×ルート最適化」による配送ソリューションの共同開発を進める予定だ。

今回調達する資金は、プロダクト開発体制の強化、人材の獲得・育成、マーケティング施策の拡充に充て、顧客の成功体験の実現および事業の成長スピードの加速を目指す。また、Loogiaを通して配送業界が抱える課題解決を目指し、日本のみならず世界のラストワンマイルのルート最適化のインフラ構築を実現する計画だ。さらに、これまでに培ったルート最適化の知見を活用し、MaaS領域への参画を進める予定。

配送ルート最適化サービス「Loogia(ルージア)」について

AIを活用し、ラストワンマイルの配送ルートを短時間で計算するクラウドサービス。「どの車両が、どの訪問先を、どの順に回るか」という配送計画を、複雑な条件や現場制約を考慮しながら数分で作成し、効率的なルートを提供する。実走データをGPS等から取り込み学習させることで、より精度の高いルートの算出や、ベテランドライバーのノウハウの共有を可能とする。ドライバーの勘や経験への依存を減らし、新人のレベルを底上げすることで、ベテランと同等に効率よく配達ができるよう支援する。大手宅配会社をはじめ酒卸、食品卸、訪問医療などへの導入実績があるほか、幅広い業界にサービスを展開している。

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