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WILLER シンガポールのITS世界会議2019に自動運転を取り入れたMaaS体験イベントの実施

2019/10/31(木)

WILLER 株式会社の在シンガポール子会社である WILLERS PTE. LTD.は、事業提携している Singapore Technologies Engineering Ltd(以下「STEL 社」)(※)と協力し、2019年10月21~25日にシンガポールで開催する第 26 回 ITS 世界会議シンガポール2019(以下「ITS 世界会議 2019」)において、ブース出展及び自動運転を取り入れた MaaS体験イベントを実施した。
※STEL社:衛星、航空、防衛、ランドシステム、船舶の 5 つの分野でエンジニアリングを提供する会社。近年では都市におけるスマートモビリティー、スマート環境構築技術、スマートセキュリティーといったソリューションを提供している。
今回の取組では、自動運転の商業化に向けた取組と MaaS における自動運転のポテンシャルを 3 ヶ所で実証した。

具体的には、MaaSアプリ「WILLERSアプリ」で出発地から目的地まで公共交通や自動運転、車での移動をマルチモーダルに検索ができ、ユーザーが複数の検索結果から利便性が高い移動を選択できるようにした。

また、自動運転車両の検索においては、セントーサ島では、公共交通との乗り継ぎ駅となるビーチステーションにて自動運転車両が運行する目的地を「WILLERS アプリ」で検索することで、4 台の自動運転車両をオンデマンドで呼び乗車することが可能な実証を行った。

Gardens by the Bay では、SMRT ベイフロントプラザからフラワードームまでの大型植物園内の移動サービスとして、公共交通機関と同時に予約ができる実証を行った。

さらに、自動運転の商業化に向けたポテンシャルについては、セントーサ島にて、数キロ圏内のエリアで複数の目的地をオンデマンドに移動する、生活における利用の実証と、Gardens by the Bay にて、園内の楽しみを増幅させるアトラクション要素を取り入れたコンテンツとしての自動運転の可能性を実証した。

フローティングプラットフォーム内の会場では、株式会社ロココと協力し、将来のセキュリティの向上に向けて、顔認証システムによる本人確認のトライアルも実施した。

実施概要

<WILLERS アプリ デモンストレーション>

・(Gardens by the Bay)出発地から目的地までの徒歩、SMRT(鉄道)、市バス、車、シャトルバス、自動運転を複合検索
・(セントーサ島)アプリで4輌の自動運転車両を、私道と一般道にある 7 か所の地点間をオンデマンドで呼ぶ

<自動運転走行およびブース出展>

1) ITS 会場におけるブース出展と自動運転
a. ブースにて、自動運転と WILLER によるモビリティサービスおよび各種体験の説明
b. フローティングプラットフォーム内デモ会場にて、WILLERS アプリで事前予約し、顔認証システムにて本人認 証を行い乗車いただく体験の実施
【プログラム】22~25 日:障害物を避けながらの自動運転走行と、セキュリティ向上への顔認証システムによる本人確認の体験を実施。
【車両】15 人乗り小型バス「NAVYA shuttle」1 台
【運行ルート】フローティングプラットフォーム内デモ会場の直線コースおよびラウンドコース

2) セントーサ島における自動運転
【プログラム】22~25 日:ビーチステーションより自動運転車両を WILLERS アプリまたは駅のキオスク端末にてオンデマンドで呼び、実際に一般道と私道を走行する自動運転車両の乗車する体験を実施。
【車両】15 人乗り小型バス「NAVYA shuttle」2 台、23 人乗り中型バス「Mini Bus」2 台
【運行ルート】セントーサ島「ビーチステーション」からのラウンドコース

3) Gardens by the Bay における自動運転
【プログラム】23 日:運行開始セレモニーを開催。
24・25 日:アプリで予約し「Bayfront Plaza」から乗車する体験を実施夜間の運行では車両の窓をモニターに変えてイルミネーションを投影し、映像に合わせた音楽が流れる仕掛けによりアトラクション要素を取り入れた自動運転のポテンシャルを活かす新たなモデルを実証。
【車両】15 人乗り小型バス「NAVYA shuttle」2 台
【運行ルート】Gardens by the Bay「Bayfront Plaza」から「Flower Dome」まで

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