【千葉エコ・エネルギー】EV×ソーラーシェアリングで都市近郊農村の活性化を促進
有料会員限定記事
2021/2/18(木)
農業を営みながら太陽光発電も行う「ソーラーシェアリング」の普及に取り組む千葉エコ・エネルギー(千葉市)は、EVと太陽光発電を組み合わせて活用する「都市近郊農村の低炭素化&農村BCP構築プロジェクト」の実証実験を行っている。
災害時において、電源と移動手段を同時に確保する狙いだ。平時でも、電動農機具の積極的な使用、EVによる人の移動・農作物の運搬などを行い、農業の低炭素化を目指す。
担当責任者であるVEMS事業部 ソリューションチームシニアマネージャーの中村浩俊氏に、プロジェクトの現状と課題、農村での小型EVの活用方法まで話を聞いた。
災害時において、電源と移動手段を同時に確保する狙いだ。平時でも、電動農機具の積極的な使用、EVによる人の移動・農作物の運搬などを行い、農業の低炭素化を目指す。
担当責任者であるVEMS事業部 ソリューションチームシニアマネージャーの中村浩俊氏に、プロジェクトの現状と課題、農村での小型EVの活用方法まで話を聞いた。
ソーラーシェアリングで「農業×太陽光発電」のダブルインカムが可能に
千葉エコ・エネルギーは、千葉大学でエネルギー政策の研究などを行っていた代表取締役の馬上丈司氏が「研究だけでなく実践者として社会を変える」という想いで2012年10月に設立した。設立当初は、ISO14001(環境マネジメントシステム)の認証取得を支援する事業に取り組んでいたが、現在は自然エネルギーの導入コンサルティングサービスが主な事業となっている。特に多くの導入実績を誇るのが、「ソーラーシェアリング」の分野だ。
ソーラーシェアリングとは、農地に支柱を立て上部空間に太陽光発電設備を設置し、農業と発電事業を同時に行うというもの。作り出した電力は、固定価格買取制度(FIT)で売電したり、新電力会社へ販売したりして収益を得ることができる。
中村氏は「都市近郊の畑は面積がそれほど大きくなく収穫量が少ないため、専業で生活できる農家は少ないのが現状です。そこで、農業と太陽光発電事業を兼業し、多くの農家の生計を維持していければ、結果として農村振興につながります」と話す。
※このコンテンツはLIGAREオンライン法人プレミアム会員限定公開です。会員の場合はログインしてください。
無料会員および有効期限切れの場合は以下のページから法人プレミアム会員にお申し込みください。
無料会員および有効期限切れの場合は以下のページから法人プレミアム会員にお申し込みください。